
ソフトバンク・山川穂高内野手(32)が13日、古巣・西武の偵察隊を“逆解剖”した。宮崎キャンプのシート打撃。1死一、二塁想定で低め直球をしっかり叩くと、打球は鋭く中前に達した。二塁から周東が生還。実戦形式の通算5打席目で、西武からFA移籍後では初となる安打を適時打で飾った。
次の打席も1死一、三塁想定で、見逃せばボールくさい高め直球を中前に運ぶ連続適時打。この打棒に身震いしたのが、22年まで同僚で、選手寮では隣室だった西武・佐野泰雄スコアラー(31)だ。「チームの得点源になるのは確実。絶対抑えなきゃいけないのに、ああいう粘りの打撃をされるとイヤですね」。一発長打だけでなく、状況に応じて手堅く打点を稼ぐ打撃技術を警戒した。
当の山川は「泰雄がスコアラーか…」とニヤニヤしつつ、報道陣に暴露話を始めた。「昔、別の人の結婚式で彼と同じテーブルになったんですよ。誰よりも泣いてました!」。弱点を見つけ出そうとネット裏に忍び込んだ古巣のスパイを、逆に丸裸にしてしまった鷹の新大砲。寝食をともにした後輩の「泣き所」は知っていても、自身のそれは見当たらなさそうだ。(田中 昌宏)