
◆パ・リーグ ロッテ5―3楽天(18時・ZOZOマリン)
打球が左翼ホームランラグーンへ吸い込まれると、一塁を蹴っていたロッテ・荻野は頬を緩めて走るスピードを落とした。2点を追う7回2死一、三塁。則本の変化球を完璧に振り抜き、今季1号3ラン。「入るか分からなかったけどギリギリ入ってよかった」。昨年8月26日の楽天戦(ZOZO)以来、382日ぶりの一発が大逆転アーチとなった。
試合前には嵐の相葉雅紀がスペシャルゲストとしてサプライズ始球式を行った。昨年は登場曲として5曲を使用した嵐ファンの荻野は、本番前にはキャッチボールをし、本番でも捕手役を務めた。「相葉さんにいい運をもらえたと思います」と3安打3打点の大活躍だった。負ければ4位・楽天に2ゲーム差に迫られる一戦で37歳のベテランが魅せた。
今季は4月に右太もも、8月には左太もも裏と2度の肉離れで戦線を離脱も、今月5日に再復帰。満身創痍(そうい)ながらシーズンを戦っている。「いつまで野球できるか分からないっていうのは最近頭の片隅にある。でも使ってくれる監督がいるし、恵まれているなと思う」。まずは2位を守り抜き、CS出場へ。経験豊富なベテランが終盤で底力を見せる。(小田原 実穂)