
ソフトバンクの上沢直之投手と牧原大成内野手が、8月度「大樹生命月間MVP賞」を受賞した。上沢は日本ハム在籍時の22年5月度以来、2度目の受賞。8月は4試合で4勝、防御率1・73と抜群の成績だった。29日のロッテ戦(ZOZOマリン)では10勝目を挙げ、モイネロ、有原、大関と「2ケタカルテット」を形成。球団では05年(杉内、斉藤、和田、新垣)以来の快挙だった。
米球界から移籍1年目での栄誉。「この大事な時期にチームの力に大きくなれたというのは、本当に自分にとってもうれしい。僕一人の力で、月間MVPを取ったわけでもない。野手や中継ぎの人にも、本当に感謝したい」と強調し、「まだまだ大事な試合は続くので、優勝の力になれたと思えるのが一番いいと思う」と決意を新たにした。
牧原大は8月の全24試合に先発出場し、リーグ最多の37安打。打率3割8分5厘、18打点はそれぞれ同2位、3位と打線を引っ張った。育成出身、プロ15年目で初受賞。「ずっと(月間MVPを)取れることなく(現役を)終わるんだろうな…と思っていたので」と素直に喜んだ。二塁を中心に、外野の全ポジションも高いレベルでこなす超万能選手。初の規定打席到達も期待されるが「本当にチームが優勝してくれれば、それでいい。規定打席に届けば、自分へのご褒美だと思いたい」とリーグ連覇への決意を示した。
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