【日本ハム】交流戦優勝逃すも清宮幸太郎が猛打賞 得意の夏へ状態上昇中

スポーツ報知

2025.6.23(月) 06:00

6回無死、右中間へ二塁打を放った日本ハム・清宮幸太郎(カメラ・朝田 秀司)

◆日本生命セ・パ交流戦 2025 中日4―1日本ハム(22日・バンテリンドーム)

 日本ハムは22日、中日戦(バンテリンD)に1―4で敗れ、交流戦Vを逃した。「2番・三塁」でフル出場した清宮幸太郎内野手(26)は、二塁打2本を含む4打数3安打と猛打賞をマーク。交流戦は17試合の出場で打率3割9厘、1本塁打、7打点と、得意の夏へ状態が上がってきた。

 甘く入ってきた変化球を、自然にはじき返した。初回1死走者なし。中日先発・松葉の初球、121キロのスライダーを捉える右中間二塁打だ。4回に右前打、6回には再び右中間二塁打を放ち「ちょっとずつ良くなってきたかなと思います」とうなずいた。

 引き出しの多さも証明した。21日に先発した本格派右腕の高橋宏に対し、松葉は軟投派左腕。「球速差もありますし、外から(入ってくる)というよりベース板の中から外の球が多い」と、いつもより打席の中で投手寄りに立った。「工夫して臨めた結果が良かった」と自画自賛した。

 チームは敗れ、交流戦はV逸。27日からはパ・リーグ同士の戦いに戻っていく。「シーズンは長いので、リーグ優勝に向けてやれれば。もっと打てればいいですね」。前半戦は不振だった昨季も、7月以降は4か月連続で月間打率3割をマーク。本格化する首位争いの中で、打って打って勝利へ導いていく。

(山口 泰史)

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