
“ビッグユニット”と称されたランディ・ジョンソンをほうふつとさせる191センチ、84キロの大型左腕、西武・羽田慎之介は、ひょうひょうとふるまう。11月の契約更改交渉後の会見でのやり取りにクスリとさせられた。
羽田「今シーズンは精神的に成長したと思います」
Q「どういった点が」
羽田「先輩と話してお前は変わっているな、お前はこういう人間だとかと言われて…」
Q「目標とする球速は?」
羽田「160キロです。引退するまでには投げたいです」
Q「来年の目標は何キロ?」
羽田「160キロを目指して」
万事がこんな調子だ。
名字をもじって先輩から「ハーディー」と呼ばれる愛すべきいじられキャラだが、マウンドでは長いリーチを生かして角度のある150キロ超の速球を投げ込んでいく。いまだ1軍登板はないものの、10月15日のみやざきフェニックス・リーグのオリックス戦では先発して3回1失点。最速152キロを出し、視察した松井監督を「すごいね。剛球みたい。体全体を使って投げてきますから、打者に圧を感じさせますね」と驚かせた。
実家はベルーナドームから車で十数分のところにあり、小学校時代はライオンズジュニアでプレーした生粋の若獅子。入団から3年目を迎える“レオのビッグユニット”が本拠地で160キロを連発する日はそう遠くないはずだ。
◆羽田 慎之介(はだ・しんのすけ)2003年12月25日、埼玉県生まれ。小学校6年時にライオンズのジュニアチーム入り。八王子学園八王子では甲子園経験はないが、21年のドラフト4位で西武入り。ジュニアチーム出身者としては初の入団となった。191センチ、84キロ。左投左打。背番号43。年俸は600万円(推定)。