
◆パ・リーグ 日本ハム3―0楽天(22日・楽天モバイル)
日本ハムのドラフト2位・金村尚真投手(23)が5か月ぶりの復帰戦で7回途中無失点と好投し、2勝目を挙げた。右肩痛の影響で4月18日・ロッテ戦(エスコン)以来となる1軍マウンドだったが、6回まで被安打1と圧巻の投球を展開。自身の今季最終登板でチームの連敗も3で止め「1軍で投げたいという思いでずっとやってきた。久しぶりで緊張したけど、しっかり自分のピッチングができたので良かったと思います」と胸を張った。
故障の影響を感じさせなかった。「変にいいピッチングをしようと意識せず、自分のスタイルを貫こうと思った」と、コンパクトなテイクバックから最速151キロの直球、スプリット、スライダー、カーブを繰り出して相手打線を翻弄した。2回途中では人さし指の爪と皮膚の間から出血したが「大丈夫」とマウンドに立ち続けた。
この日はファームでもバッテリーを組んでいた同学年の田宮裕涼とのコンビで6回2/3を90球で0封。岩手・富士大時代の監督や友人も駆けつけた中、縁深い東北の地で最高の結果を残し「目の前でいいピッチングができて良かった」と頬を緩めた。
建山投手コーチは「驚きはない。実力通りしっかり投げてくれた」と開幕ローテにも名を連ねて23歳を称賛。続けて「登録は外して、来季に向けてやってもらいます」とこれが今季最終登板だったことを明かした。
プロ初勝利を挙げた4月9日・オリックス戦(京セラD)以来、166日ぶりの白星。即戦力として期待のかかる右腕は「けがをしてうまくいかない時期もあったので、まずは勝利できてよかった。良いところも悪いところも出た。来年につながる投球だったと思う。ここから練習していきたい」と更なる成長を誓った。