
日本ハム・宮西尚生投手(38)が5日、本拠地・エスコンで会見に臨み、海外FA権を行使せず、来季も残留することを表明した。球場内の球団事務所では契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸5000万円+出来高(金額は推定)で更改。来季の決意、北海道への思いなどを熱く語った。
―去就を熟考した時期もあったが、海外FA権を行使せず残留を表明した。
「話し合いの中で吉村さん(チーム統轄本部長)からいい言葉をかけていただいて、それが前に進む力になった」
―16年目の今季は3度目の左肘手術から復活し、序盤は勝ちパターンにも返り咲いた。7月下旬以降は2軍暮らしも続いたが。
「もう一度、一から結果を出さないとという思いで始まった。肘は痛くなかったし、腕の振りも悪くなかった。ちょっと飛ばしすぎた(笑い)」
―チーム、そして北海道への愛着もある。
「ファイターズと縁があって入団して、ずっとやりやすい環境をつくってくれて、恩は今もすごく感じている。ファンの人もすごい声援をくれるし、北海道は僕の中では切っても切り離せないものになっている」
―家族の存在も原動力に。
「ここ数年心配させているけど、野球に関しては一切口を出さない嫁であり、子ども。独身のまま投げている感覚(笑い)。『野球だけを楽しんでやってくれ』という環境をつくってくれて、本当にありがたい」
―NPB史上初の通算400ホールドまであと7。
「今まで個人記録は興味なかったけど、リリーフは厳しい場面で投げている割には評価されない。その中で唯一目に見える目標が数字だった。心折れそうな時、そういう数字を目指して頑張ってきたところがある。プロである以上、1年間1軍で戦い続けたい。若い子と同じ成績では未来ある若手を使うのがこの世の常」
―前人未到の記録の先は。
「描いている。口にはしない。“終わり時”も、もちろんこの年になると考えている」