【日本ハム】野村佑希が気合の居残り特打…勝負の後半戦で4番取り戻す「最初に任せてもらった打順でしっかり結果を」

スポーツ報知

2025.7.25(金) 05:30

居残りでロングティーを行う日本ハム・野村(カメラ・川上 晴輝)

 日本ハムの野村佑希内野手(25)が24日、全体練習終了後に約30分間の居残り特打を行った。今季は開幕4番を務めるも、5月に左脇腹肉離れで1か月の離脱。復帰後は4番どころかスタメンを外れることも増え、前半戦を終えた。失った4番の座を取り戻すべく、26日のロッテ戦(エスコン)から始まる後半戦での逆襲を誓った。

  全体練習終了後、全選手が引き揚げた午後4時30分。バットを持った野村がベンチ裏から現れた。約30分間、ロングティーを行う居残り特打を敢行した。「いい打席、いい動きの打席が過ごせていなかった。ちょっと量を打って確認というか、同じ動きができるか」と一球一球、丁寧に打ち込んだ。

 覚悟の表れだった。開幕4番を務めた今季は、3月30日の西武戦(ベルーナD)で2発を放ち、自身初の6打点をマークするなど最高のスタートを切った。しかし5月15日に左脇腹肉離れで離脱。6月13日に復帰したが、離脱前まで2割9分1厘あった打率は2割5分5厘まで下がり前半戦を終えた。「調子は悪かった。日ごとの修正をテーマにやってきて、(1軍に)戻ってきてからは打てない日が増えた。感覚は覚えていても、修正ができない状況だった」と不振に陥った原因を分析した。

 この日のロングティーでは、打撃動作に入る前に左手を投手方向へ水平に掲げて姿勢をチェック。「上半身はまっすぐ動きたい。丸まったり反りすぎたりエラーが多いので、どういうボールでも同じところに同じスイングで打ちたい」と意識し、全ての球を中堅方向に打ち返した。

 球宴休みの22、23日はバットを一切握ることなく気持ちをリセットした。「最初に任せてもらった打順でしっかり結果を残したい。しっかり打って、その場所で後半戦戦い抜けるように」。誰もが納得する結果を残し、もう一度4番の座を奪いに行く。

(川上 晴輝)

 〇…バーヘイゲンは約3か月ぶりに1軍へ合流した。26日のロッテ戦で先発デビューする柴田の後を受け、2番手で登板する見込みで「シーズン通してずっと成長し続けられている。スピードだったり、変化球もどんどん良くなっているので楽しみ」と心待ちにした。

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