
◆日本生命セ・パ交流戦 2025 ヤクルト8―10オリックス=延長10回=(20日・神宮)
オリックスが両軍とも14安打の打ち合いを制し、4年ぶり3度目の交流戦Vへ生き残った。8―8の延長10回、1死二、三塁で代打・中川がフルカウントから星の9球目を捉え、右越えに決勝の2点二塁打。「チャンスで回ってきたので、打ったらヒーローや」と結果を出し、終盤5点差を追いつかれる展開だった試合を決めた。
岸田監督のタクトが光った。3―3の4回、1死一、二塁の好機。「ちょっとあまり、マウンドと合ってなさそうな感じがあった」と3回3失点の先発・エスピノーザに見切りをつけ、代打・西野を選択。34歳の野手最年長が右前打でつなぎ、この回一挙5点の流れを呼んだ。過去4戦3敗の天敵・小川を4回8得点と攻略し、最後は野口以外の野手全員を使い切った1勝。指揮官は「大きいです、ホンマに」と、かみ締めた。
「残り試合、必死で頑張ります」と諦めない姿勢を見せたのは中川。タカを最後に追い抜かすシナリオは、できた。(南部 俊太)
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