◇埼玉西武対東北楽天 第7回戦（27日・上毛新聞敷島球場）

　埼玉西武の高橋光成投手が7回7安打1失点の粘投を見せた。

　15日以来の登板は地元群馬での先発となった。初回、安打と盗塁でいきなり得点圏に走者を背負うも、無失点に抑える。2回表は2安打、3回表も先頭に安打を許したが、味方にも助けられながらしのぐと、4回表は3者凡退で打ち取った。

　先制した直後の5回表も無失点。しかし6回表、先頭打者を味方の失策で2塁へ進め、鈴木大地選手に適時打を浴びる。同点となり迎えた7回表は1死2、3塁とピンチを招いたが、後続の小深田大翔選手を浅いファウルフライ、中島大輔選手を空振り三振で退け、力強いガッツポーズを見せた。

　昨季は15試合で防御率3.87、0勝11敗と苦しんだ高橋光成投手。今季は4月29日に2年ぶりとなる勝利を挙げていた。地元での好投をきっかけに、本来の投球を取り戻せるか。

◇高橋光成投手 コメント
「地元群馬で登板できることは特別ですし、試合の方もつくることができてよかったです。今年に入って今日のピッチングが全体的に一番よくて、メカニックなども噛み合っていました。今日のピッチングをきっかけに、これからさらによくなっていけると思いました。いいきっかけになりました」

文・丹羽海凪

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