
◆オープン戦 ロッテ2―3ソフトバンク(7日・ZOZO)
ロッテの開幕投手に決定している小島和哉投手(28)が7日、開幕で対戦するソフトバンク戦に先発し、5回75球を投げて1安打無失点、6奪三振の好投で、上々の仕上がりを披露した。
周東、柳田、近藤、山川、栗原ら3月28日の開幕戦(みずほペイペイ)でも対戦する強打者を寄せ付けなかった。初回は3者連続三振で滑り出し、140キロ台中盤の直球を生かしつつ、スライダー、チェンジアップなどを交えて、的を絞らせず。「あまり多くは語りたくはないですが、いろいろ試しながらという感じです」と意味深にうなずいた。
3年連続開幕投手を務めるエースの自覚をマウンドでにじませた。バッテリーを組んだ寺地は2年目の19歳。配球は未熟で、投げたい球種のサインが出ずに何度も首を振った。イニングの合間、ベンチに戻ると隣に座り「自分という投手のイメージも知ってもらいたい。自分が投げたい球を何回、首を振ってでも合わせるのがオープン戦で一番大事」と丁寧に考えを伝えた。若手捕手の育成も、エースの大切な仕事のひとつだ。
2月下旬には宮崎で新外国人投手のボス、サモンズらを焼き肉店に誘い、親睦を深めた。支払いは同じ店にいた先輩の益田が済ませてくれたが、気持ちはボスらにも十分に届いた。グラウンドの内外で存在感を強める小島だが、吉井監督は投球に関して「いろいろ試していたと思うから、いい小島ではなかったと思う」と厳しめの評価。それも「小島がローテを引っ張っていかないといけない」という期待の裏返しだ。今年こそ自身開幕初勝利を挙げて、チームを波に乗せる。(阿見 俊輔)
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