
オリックスの最速160キロ超え「剛腕コンビ」が、ドジャース・山本由伸投手から刺激を受けた。23年まで在籍した右腕は日本時間15日、ブルワーズを相手に日本人ポストシーズン初完投。4学年下の161キロ右腕・山下舜平大は先輩の躍動を目に焼き付け、同時に来季への思いを強くした。
「由伸さんとか大谷(翔平)さんは、なにか普通にひとつでも吸収できたらっていう感じで見る。ランナー二塁に出てからの追い込み方だったり、参考にならないかなっていうところ(を見ていた)」。山本は初回に初球先頭打者弾を浴びたものの、111球でゲームを支配。「(完投)イコール球数が少なくいっているということ。無駄な球を削れば8、9回を投げられる」と、自身も来季の「プロ初完投勝利」を見据えた。
5年目の今季は、成長過程による腰のコンディション不良で出遅れ、9月7日の日本ハム戦(京セラD)でようやく1軍初登板。それでも、復帰後は4試合で1勝0敗、防御率1・25と絶好調だった。自身初のシーズン完走を目標とする来季に向け、この日は大阪・舞洲で調整。「そこ(完走)だけです。そこをやったうえで、自分がどんな結果を残すのか。投げられないのが一番、楽しくないので」と入念に体を動かした。
山下とともに舞洲で汗を流した、山本と同学年の160キロ右腕・山崎颯一郎も「由伸がどんな配球をしているか、こんな感じで投げているのかっていうのはすごく勉強になる」と目を輝かせた。9年目の今季は28試合で2勝1敗4ホールド、防御率4・28。数字だけ見れば不本意だが、9月20、21日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)では2日連続で無死満塁からの火消しに成功。「いろいろと悩む時期が多かったシーズン。でも最終的に、自分の思い描いているピッチング像にちょっと近づいた。(11月の)高知キャンプに行くとしたらピッチングもあると思うので、それに向けてやっています」とレベルアップを誓った。