
◆パ・リーグ ロッテ4―11楽天(2日・ZOZOマリン)
藤井聖投手(26)が5回を投げ5四球を与えるも1失点の力投で今季初勝利をつかみ、チームは5位に浮上した。
白星が懸かったマウンド上で藤井が気迫あふれる1球を投げ込んだ。「気持ちで負けないように、開き直っていきました」。2―1の5回2死満塁。最後は147キロの直球で藤岡を二ゴロ斬り。「本当にもう失う物はないぐらい(の気持ち)でやっているんで。向かっていくだけだった」と大粒の汗を拭った。
6月30日のカード初戦。ロッテファンの大歓声に慣れておくために観客席に足を運んだ。「すごい応援。球場の雰囲気を試合中に感じておいて分かっていたのでよかった」。“免疫”ができていたため、右翼席からの重圧にものまれることはなかった。昨年、プロ初勝利を挙げたマウンドで5回1失点。5四球を与え反省も残ったが十分な働きだった。
昨オフは12月から松井裕と合同自主トレを行った。「食事面では甘い物を食べたいところを絶対に甘い物を食べませんし、自分の決めている食事を徹底していた。素晴らしいなと思いました」。先輩の努力を積み重ねる姿を間近で見て、自らも奮い立った。野球と真摯(しんし)に向き合ってきたことが結実したこの日の82球だった。