
ソフトバンク・王貞治球団会長兼特別チームアドバイザーが2日、ペイペイDで取材に応じ、米大リーグでア・リーグ最多44本塁打を放ち、日本人として初の本塁打王に輝いたエンゼルス・大谷翔平投手を称賛した。
「10年ぐらい前までは誰もそんなことを考えられなかったしね。だけど、イチローが行ってあれだけのね。1年目からMVPになったりして、活躍して、今度はそれよりも、もっと大きなスケールでね。大谷君がホームランをね。やっぱりホームランで、アメリカの中で(タイトルを)取るというのは、首位打者を取るのも難しいんだけど。要するにホームランバッターはある一部の人たちにしかチャンスがないわけよ。首位打者というのは全体的に、体が大きいとか大きくないとか関係なくチャンスがあるんだけどね。ホームランだけはある条件をそろえていないと。ボールを遠くに飛ばせるというものがないとね。その中で大谷君がアメリカに行って、いろいろウェートトレーニングをやったりして、体もね。我々の時代はちょっと見上げていたじゃない。彼は逆に見下ろしているんじゃないかというぐらいのね。肉体的にも絶対負けないだけのものを自分でつくりあげてね。レフトへもセンターもライトでもどこでも打っているし、速い球も打つし、緩い球も強いし。アメリカの中でも完全に一目置かれるバッターになったよね。この3年間で結果も出しているしね。本当もう、アメリカの球史に残る立場になったからね。あとは何年やってくれるか、楽しみだね。二刀流はそんな長くはできないと思うけど、バッターとしてはまだまだ、あの体だったらあと15年ぐらいできるよ。それぐらいの気持ちでね。一度しかないんだから、チャンスは。だから一度その世界入ったら1年でも長くやれるように。今まで彼はいろいろ精進してコンディションをしっかり考えて、私生活もすごいコントロールがいいというし、そういう意味ではあと15年ぐらいやるぐらいのつもりで頑張ってほしいね。日本のために。彼が頑張ってくれれば、若い人がまたね。彼が元気なうちにチャレンジしていくような選手が日本でも出てくるだろうから。とにかく彼には故障、肘があれだから来年はピッチャーやらないんだって? だから打つことで肘が何ともないんだったらね。またホームラン王取ってほしいよね」
通算868本塁打の世界記録を持つ世界のホームラン王はさらなる期待を口にした。