
ソフトバンクの正三塁手・栗原陵矢(29)が捕手に再挑戦することが16日、明らかになった。宮崎キャンプに参加中の栗原はこの日、「遊びじゃないので」と、さっそくブルペン捕球や特守も含めた捕手練習のフルメニューをこなした。小久保裕紀監督(54)は今年のチームづくりのテーマの「『壊す』の一環」と説明し、「超攻撃的オーダー。一番強力な打線になる可能性を探る」と狙いを語った。
2年連続日本一を狙うチームにあって、正捕手・海野の打力は弱点のひとつ。ウルトラCの解決策となる「捕手・栗原」は、小久保監督がチーム宿舎の自室に本人を呼び出した会談で決まった。捕手への未練が残っていることを確認し、チャレンジの背中を押した。本格コンバートか、オプションにするのかは未定だが、今キャンプは「捕手練習日」を決めて継続的に取り組むことになった。
捕手で入団した栗原は4歳上に甲斐拓也(現巨人)という不動の正捕手がいたため、打力を生かして20年からは外野が主になり、捕手は21年の3試合が最後。23年からは三塁が本職となった。昨年11月に腰を手術し、22年3月には左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の古傷も持つ。「投手や野手に迷惑がかかるのは嫌ですし、一生懸命やりたい」。簡単な挑戦ではないが全力でトライする。(島尾 浩一郎)