
◆パ・リーグ ソフトバンク1X―0ロッテ(17日・ベルーナドーム)
ソフトバンクがガッツあふれるコンビでサヨナラ勝ちした。0―0の9回1死一、二塁、代走で出場の二塁走者・緒方が「行けたら行けのサイン」で三盗に成功。1死一、三塁から牧原大が一塁線を破る決勝打を放った。「本当にプロの仕事をしてくれました」。小久保監督は今季5度目の劇的勝利の立役者2人を称賛した。
牧原大は今季2度目、通算3度目のサヨナラ打。「(緒方)理貢(りく)が絶対にかえってきてくれると思った」と真っ黒に汚したユニホームで胸を張った。自身も育成出身で、同じく支配下入りした緒方ら若手を率いて、1月に合同自主トレ。野球に取り組む姿勢を教え込まれた緒方は左手親指を突き指しているが、「折れていてもやります」と首脳陣に直訴して1軍にしがみついている。
首位を走るチームは26試合連敗なし。22日にも連覇へのマジックが点灯する。巨大戦力には雑草の強さもある。(島尾 浩一郎)
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