
◆パ・リーグ オリックス2―8ロッテ(5日・ほっともっと神戸)
暮れ始めた神戸の夜空に向かって上がったロッテ・山本の打球が、ほっともっとの左中間席に吸い込まれた。2点リードの4回先頭で田嶋から2打席連続の10号ソロ。育成ドラフト入団選手として2ケタ本塁打は甲斐拓也(当時ソフトバンク)、松原聖弥(当時巨人)に次ぎ3人目、球団では初の快挙だが、お立ち台では「まだまだ打ちます。30本です!」と声を張り上げ、あくまでも通過点と主張した。
初回は左翼席へ先制の9号2ランを放っており6月15日のヤクルト戦以来、2度目の1試合2発。開星から20年育成ドラフト3位で入団5年目、4月16日の日本ハム戦でのプロ1号から1軍の舞台で長打力に磨きをかけ、25試合連続で4番に座り続けている。
「本当は(目標を)20本と言いたかったのですが『ちっちぇえな』と思われるのが嫌だったので。ビッグマウスを言っちゃったので頑張ります」とちゃめっ気たっぷりに笑った。伸びしろしかない22歳の4番なら、30本も決して不可能ではなさそうだ。(阿見 俊輔)
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