
◆パ・リーグ オリックス7―3楽天(28日・京セラドーム大阪)
楽天は中盤まで競り合いに持ち込みながらも、同点の5回に先発のミゲル・ヤフーレ投手と2番手の西垣雅矢投手が3点を失い、今季5度目の4連敗。交流戦中の7連勝で一度は借金を完済しながら、再び急降下だ。
今季7度目の先発だったヤフーレは、初回にいきなり無死満塁のピンチを招くと、4番・杉本に2点二塁打。打線が同点に追いついた直後の3回には、先頭への四球と森の適時二塁打でまたもリードを許した。
再び同点で迎えた5回には、またも先頭打者を歩かせると、中川に勝ち越し二塁打を浴びて降板。ヤクルトに在籍した昨年7月15日の中日戦(神宮)以来の白星を手にすることができなかった右腕は「点をもらったのに粘りきれなかった」と悔やんだ。
なおも無死二塁から2番手でマウンドに上がった西垣は、2死までこぎつけながら4連続四死球で致命的な追加点を許した。
打線は6回以降、わずか1安打と反撃の糸口さえつかめず。試合後、三木肇監督は「早めに追いついたことは評価できるけど、追い越せなかったところがね…」と、主導権を握れなかった試合運びを悔やんだ。オリックス戦は2勝8敗と大きく負け越し。指揮官は「同じプロなんだから、簡単に負けるわけにはいかない。明日は何とかしなきゃダメだと思ってます」と雪辱を誓った。
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