
オリックス・岩崎翔投手(35)が2日、大阪・舞洲でキャッチボールを行った。5月30日に中日からの金銭トレードが決まり、1日に入団会見を終えたばかりのリリーフ右腕。「トレードの連絡を受けた時からあまり体を動かしていなかった。練習はしておかないといけないと思った」と、先発陣がメインの投手練習に飛び入りで参加した。
入団会見後の囲み取材では「チームが優勝するのであれば、そのために自分の体を削ってでも投げたい」と宣言していた。一夜明けたこの日、「『優勝する時には、そういう(フル回転する)投手がいる』と、昔よく言われていた。たくさん投げたい」と、言葉に込められた意味を説明。「ヒリヒリした試合で投げられる楽しさもあるし、選手冥利(みょうり)に尽きる」と、改めて優勝争いへの覚悟を口にした。
1日の西武戦(ほっと神戸)後、岸田監督は今後の流れについて「下(ファーム)で1回投げて。交流戦中に、近いうちに上がってこられるかな」と明言していた。3日からのウエスタン・広島3連戦(由宇)での登板を挟み、早ければ6日からの阪神戦(甲子園)で1軍に合流する見通し。「早く合流していい投球をしないと意味がない」と気合十分の岩崎が、手薄なリリーフ陣の救世主となる日は近い。(南部 俊太)
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