
◆パ・リーグ 西武―ソフトバンク(18日・ベルーナD)
西武・源田壮亮内野手が18日、ソフトバンク戦(ベルーナD)に今話題の「魚雷バット」を持って出場した。「2番・遊撃」でスタメン出場。初回1死走者なしで迎えた第1打席は三ゴロに倒れた。第1打席で使用した黒いバットは、ボウリングのピンのように中央部分近くで最も太くなり、先端が少し細くなる形状。まさに「魚雷バット」の形状だった。
4月8日以来の本拠地・ベルーナドームでの試合開催となったこの日、源田はアドバイザリー契約を結ぶZETT社から届いた「魚雷バット」を試合前練習で早速試し打ち。感覚を確かめ、「あとは使ってみて」と話していた。各球団とも、練習で使用した選手は複数いるが、試合で使った選手はいない。源田が投入していれば、NPBでは第1号となる。
ただ結果は、三ゴロ。3回の第2打席では、先端が通常の太さのバットを使用していた。
◇トルピード(魚雷)バット 従来のバットは、グリップから先端へ徐々に太くなっていく形状が一般的だったが、トルピード(魚雷)やボウリングのピンのように中央部分近くで最も太くなり、先端が少し細くなる形状。芯が打者の手元に近づいた。ヤンキースの分析部門に昨季まで所属していたマサチューセッツ工科大出身のA・リーンハート氏が中心となって開発。今季使い始めたヤ軍のチザム、ボルピらが本塁打を量産し、他球団の選手でも使う選手も出てきた。公認野球規則3・02ではバットの直径は2・61インチ(約6・6センチ)、長さ42インチ(約107センチ)を超えてはいけないとされているが、規則内での形状になっている。
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