【西武】かつての本拠地で黒木優太が２年ぶりの白星「大好きだったチーム相手にこういう結果が出て本当に良かった」

スポーツ報知

2025.4.17(木) 23:05

◆パ・リーグ　オリックス２―３西武（１７日・京セラドーム大阪）

　オリックス入団時の背番号「５４」を付け、かつての本拠地・京セラドームに凱旋（がいせん）を果たした西武・黒木優太投手は１／３を無安打１四球無失点。好リリーフでオリックス在籍時以来２年ぶりの白星を手にした。

　「良くも悪くも僕のこと知ってるし、僕も向こうのこと知ってるんで。もう変に構える必要もないので今出せることしっかりやろうって」と平常心で２―２の６回２死一、二塁から２番手で登板。先頭の宗をストレートの四球で歩かせたが、「正直、宗選手のすごい勝負強いバッティング今までたくさん見てきた。だったらもう厳しいところ全部続けていって、次のバッター集中っていう感じの考えに自分ですぐ切り替えられた」と続く若月をカウント２―２としてから１３８キロフォークをひっかけさせ遊ゴロに打ち取り無失点で切り抜けた。

　２０２３年オフにトレードでオリックスから日本ハムに移籍し、昨季終了後に戦力外通告を受けて西武に育成選手として入団した苦労人。相手に傾きかけた流れを断ち切り今季初勝利を果たし、「大好きだったチーム相手にこういう結果が出て本当に良かった」と胸をなで下ろした。