
◆オープン戦 ソフトバンク2―2日本ハム(14日・みずほペイペイ)
日本ハムの新庄剛志監督(53)が猛打賞とオープン戦初打点をマークした4番・野村の脱力打法を絶賛した。6回一死二塁で放った左翼フェンス直撃の二塁打へ「本当は(スタンドに)入れられたんだけど、僕との約束であそこに落とした。あえてのテクニックがついてきました」。キャンプから野村へ「“二塁打王”を目指せ」と指令を出しており、その期待に応える一打を「いい感じ」と絶賛した。
二塁打狙いの理由は「『ホームランを打ちたい』と焦りが出てくると、後ろの力みと左肩の開きが早くなる」と説明。「コンパクトにバーンと振ってもあそこまで飛ぶから」とフォームを崩さず、力みをなくすことの重要性を説いた。
野村自身も「力を抜こうと思っていてもどこかで力は入ってしまう。そこを上手く修正しながら、どう力を抜いていけるか」と理想を求めて試行錯誤中だ。開幕まで残り7戦。新庄監督と取り組む脱力打法を追い求め、若き4番が進化していく。