
◆オープン戦 西武2―3阪神(12日・ベルーナドーム)
西武のドラフト6位ルーキー龍山暖(はるき)捕手=エナジックスポーツ=が12日、初めての“1軍生活”を終えた。
11日から1軍に「スポット参戦」。試合前練習では同じく2軍から参加の育成3年目・是沢涼輔捕手と常に行動をともにし、「結構大物選手っていうか有名な選手がいっぱいいて緊張しました」と初々しさをのぞかせた。
12日の阪神戦(ベルーナD)では2―3の9回1死走者なしで代打として登場し、本拠地での「プロ初打席」を経験。一ゴロに倒れ惜しくも「プロ初ヒット」とはならなかったが、多くのファンがつめかけるホームゲームの雰囲気をグラウンドの中心で味わった。
同期のドラフト2位・渡部聖弥外野手=大商大=は新人で唯一1軍キャンプに参加し、続くオープン戦でもスタメン出場する活躍を見せる。龍山は「うらやましいのは正直ある」としながらも、「自分は年齢も若いので、下で色々経験を積んで、1、2年後には1軍の選手になってたい」と力強く意気込んだ。沖縄出身の18歳が1軍で躍動する日はそう遠くない。