
オリックスにヒヤリとする一幕があった。4回無死二塁、先発の山下が巨人・甲斐から見逃し三振を奪ったところで突然、一塁ベンチから厚沢投手コーチとトレーナーがマウンドへ。5回80球程度を予定していたなか、3回1/3を2安打2失点(自責0)、5三振を奪ったところで、61球での降板となった。
試合後、岸田監督は「宮崎(キャンプ)の時からちょっと、腰に違和感があるというところで。まだまだいけたんでしょうけど、大事を取って」と説明。山下は「何もなければ80球いっていたと思うが、腰の張りもあったので60球にしてもらった。監督が安全を考えて止めてくれた」となどと話した。昨年10月には第三腰椎分離症を再発。状態次第では病院で検査を受ける可能性もあり、長いシーズンを見据えても無理はさせられない。
3月の対外試合は5戦全敗でオープン戦も3連敗。昨季3勝からの復活へ順調に仕上げてきた161キロ右腕は「明日からリカバリーを含め、開幕を見据えてやっていく」と前を向いた。順当なら28日からの開幕カードで先発が見込まれるだけに、軽症を願うばかりだ。(南部 俊太)
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