【日本ハム】金村尚真が開幕前哨戦で収穫の59球…西武戦で4回4安打2失点無四球「質はよくなってきている」

體育報知

2025.3.6(木) 05:30

力投する日本ハム先発の金村(カメラ・山崎 賢人)

◆季前賽:北海道日本火腿鬥士3-2埼玉西武獅(ESCON第5名)

 開幕投手に指名されている日本ハムの金村尚真投手(24)が5日、開幕戦の相手である西武とのオープン戦(エスコン)に先発した。手の内を全て明かさない前哨戦だったが、4回59球を投げ、4安打2失点だった。無四球ながら、変化球の精度など反省点の多い登板となった。

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 収穫と課題の多い59球だった。金村がエスコンフィールドでの今季初戦に先発。「変化球で決め切るところで決め切れなかったり、真っ直ぐを引っかけたり」。28日の開幕戦で対戦する西武相手に、先制点を与えるなど2失点。登板後、次回への修正点を口にした。

 初回、先頭の長谷川に左前安打を許すと、犠打と安打で一、三塁のピンチを背負った。4番セデーニョに犠飛を許した。3回にも2死二塁からネビンに左前適時打を浴びた。課題を見つけたマウンドとなった。

 この日はカーブでストライクが奪えなかった。「(状態が)いい時は狙わないで自分のフォームの中で投げたいところに(無意識で)いく」と語り、カーブの精度が重要になってくる。「決まるか決まらないかでやっぱりすごい変わるので」。カウントを不利にしてしまった部分を反省した。

 エスコンの新しい内野人工芝にも発見があった。バント処理を2度行い、ともにアウトにしたが、捕手の郡司とぶつかりそうになる場面もあった。「やっぱりちょっと(ボールが)来ないと感じた。声かけが大切」。本拠地の新しい人工芝にも気づきを得た。

 次回は中6日で12日のロッテ戦(ZOZO)に登板予定。イニング数を増やして課題を潰していく。「質はよくなってきている。出力をどれだけ出せるか」。直球、変化球と収穫を基に開幕に向けて準備を進める。

 〇…福島は開幕ローテ入りへアピールを誓った。6日の西武戦(エスコン)先発を前にキャッチボールなどで最終調整。昨年3月14日に支配下登録された4年目右腕。昨季は12試合の登板全てが先発で2勝3敗、防御率3・54をマーク。今季先発ローテに当確ランプが灯っているのは金村、伊藤、山崎福、加藤貴。北山、バーヘイゲンも有力な立場におり、争いに割って入るのは簡単ではない。「調整とか言ってられないので。結果にはこだわっていきたい」と口元を引き締めた。

 〇…マルティネスは2025年のエスコンフィールド“第1号”を放った。2点ビハインドの4回1死一、二塁から、隅田のフォークを捉え、右翼席へライナーで飛び込む逆転3ラン。「ボールをよく見て、しっかりスイングしたらスタンドに届いた。浮いてきた球を捉えることができて良かった」と声を弾ませた。

洋聯 新聞

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