【オリックス】昨季50登板の2年目右腕がリリーフ“継続”プラン浮上 救援陣に不測の事態が相次ぎ白羽の矢

スポーツ報知

2025.2.25(火) 05:00

キャッチボールを行う古田島成龍(カメラ・渡辺 了文)

 オリックス・古田島成龍投手(25)が、リリーフを“継続”する可能性が24日、高くなった。救援陣に不測の事態が相次ぎ、昨季50試合で防御率0・79をマークした2年目に白羽の矢が立った。

 昨季50登板した吉田が宮崎キャンプを離脱し、右肘じん帯再建(通称トミー・ジョン手術)を受けることが決まった。今季から救援専任となった山岡は、オンラインカジノ利用によるコンプライアンス違反の疑いで当面の間、活動を自粛する。古田島は昨年11月に岸田監督の打診を受け、先発転向が決定。オフから先発調整を進めてきたが「言われたところで頑張るしかない」と覚悟を決めた。

 右肩や右肘の不調から復帰のめどが立っていない宇田川の現状も踏まえ、厚沢投手コーチは「いろいろなことを踏まえ、どちらでもいける選手をつくっておこうとした中の一人が古田島」と説明。平野やマチャド、ペルドモ、山田らは順調に仕上げており、古田島がブルペン陣に加われば不安は解消できるはずだ。

 右腕は身内の不幸でチームを離れていたが、23日に再合流。有事を想定している様子で「(昨季の成績を)超えられるように頑張りたい」と、自覚をにじませた。安定した投球と、ド派手なガッツポーズで主力に飛躍した熱血派。今後の実戦は、短いイニングで調整する見通しだ。

 〇…宮崎キャンプを打ち上げ、岸田監督がMVPにドラフト4位の山中(三菱重工East)を指名した。2軍相当のB組スタートながら、実戦では11打数7安打と猛アピール。この日の2軍練習試合・熊本ゴールデンラークス戦でも途中出場で1安打をマークし「(チームに)いい刺激を与えてくれるし、結果も出ている。本当に楽しみな存在」と評価した。期間中は寒い日が続き「(調整が)遅れていると思う」と漏らしながらも「やりたいことはできた。収穫は大きかった」と、うなずいた。

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