【ソフトバンク】山川穂高へ野球少年の誓い「超えて戻ってきます」…“大アグー”が見せたパワーと優しさ

スポーツ報知

ロングティー打撃で汗を流す山川穂高(カメラ・馬場 秀則)

 アグーが力と優しさで少年少女をとりこにした。FA権を行使して西武からソフトバンクに移籍した山川穂高内野手(32)が2日、初めてロングティー打撃に挑み、108スイングで75本の柵越えを披露した。宮崎キャンプ2日目、雨上がりの空に虹を架けるように大飛球を描いた。客席のちびっ子ファンが「すげ~」と叫ぶ。「いい打ち方をしないと距離は出ないので、そこは意識しました」。ラストは狙って右翼ポール直撃弾。喝采を浴びた。

 直前には子どもたちを対象に即席サイン会を開いた。列に5年前から顔なじみの“友人”が並んでいた。山川のニックネームは故郷・沖縄のブランド豚にちなんだ「アグー」だが、その中学3年の野球少年も、かつてポッチャリした体形から「アグー」と呼ばれていた。そんな縁から大ファンになった少年の直談判で、いつしかキャッチボールをする仲になり「俺に憧れてちゃダメ。超えろ」とゲキを飛ばしたこともある。だが今春から高校球児。簡単には会えなくなる。

 「僕、3年後に山川選手を超えて戻ってきます。なのでバットをください」―。進学準備で15キロも減量して精かんな顔つきになった少年に“大アグー”は目を細めた。西武時代から愛用する「L3」と刻印されたバットと打撃手袋を快くプレゼント。周囲から歓声が上がると「僕に憧れてくれてるみたい」と照れ笑いを浮かべた。

 右も左も分からぬ新天地。「キャラだけで溶け込んでも仕方ない。しっかり結果を出して、選手、監督、ファンも含めて認めてもらうのが一番の溶け込む方法」。タカが待ち望んだ右の大砲が、まずはファンの心をガッチリつかんだ。(田中 昌宏)

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