【楽天】銀次アンバサダーが花巻東高女子硬式野球部を熱血指導「岩手から日本一を目指して」

スポーツ報知

2024.12.5(木) 06:30

笑顔で記念撮影した銀次氏(2列目中央)と花巻東高の女子硬式野球部の選手たち(カメラ・秋元 萌佳)

 昨季限りで引退した楽天の銀次アンバサダー(36)が4日、花巻東高女子硬式野球部を訪問し、野球指導を行った。初の女子野球指導となったが、一人一人に個別指導して向き合い、地元・岩手県から日本一を目指して頑張る女子選手たちにエールを送った。

 あいにくの雨で室内練習場での実施も、花巻東の女子野球部員たちは明るく、パワフルに銀次氏との野球を楽しんだ。銀次氏は「一人一人をよく見て、個人に合わせた指導をしたい」と約2時間個人の打撃練習や投球練習を真剣なまなざしで見つめて的確に助言。球団生え抜き最多1239安打の記録を持つ銀次氏が打撃に入ると「逆方向!」とリクエストが飛び、鋭い打球に選手たちからは大歓声が上がった。大盛り上がりの様子に「恥ずかしがる子が多いのかなと思ったんですがどんどん話しかけてくれてうれしかった」と笑顔。女子野球の指導は初だったが「本当にレベルが高い。直球は線、変化球は点で捉えるとか、感覚的な自分のイメージを伝えたらすぐに理解してくれた」と選手たちを評価した。

 三浦葉月内野手(2年)は自ら銀次氏に駆け寄り、苦手としている外角低めの球の攻略法を教わった。「ポイントを下げれば捉えられると教えてもらって、いい感覚で打つことができた。いいスイングだねと褒めてもらってうれしかった」と笑顔。ブルペンで投球を見守られた石塚愛璃投手(1年)は「めっちゃ緊張しました」。それでも「本当に分かりやすいアドバイスだった。内転筋の使い方を一つ教わって、横回転だけだった投げ方から前に出力が出せるようになった」と手応えを感じていた。

 伸びしろ十分の女子選手たちに、銀次氏は「岩手から世界で一番野球がうまいんじゃないかという選手も生まれている。皆もまずは日本一を目指して盛り上げていってほしい」とエール。新チーム初の大会となった8月下旬のユース大会では2回戦敗退という悔しい結果に終わった。3月の選抜大会に向け、小松ななみ主将(2年)は「銀次さんから全国レベルだと期待してもらって自信になった。先輩たちも達成できなかった日本一を成し遂げるために頑張っていきたい」と力を込めた。(秋元 萌佳)

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