
◆パ・リーグ 西武3×―2オリックス(4日・ベルーナドーム)
球団通算5500勝達成のシナリオは、2本のアーチで書き換えられた。まずは逆転した直後の8回だ。オリックスの4番手・宇田川が2死から中村に同点ソロ。「落ちなかったので、甘くなりました。僕のせいで負けてしまった」と、フォークを左中間席へ運ばれた。
相手に傾いた流れは、安定感随一の阿部でも止められなかった。9回1死で伏兵・岸にサヨナラ弾。5月21日の日本ハム戦(京セラD)以来、20試合ぶりの失点。今季4度目のサヨナラ負けにつながり「切り替えるしかないですけど、悔しいのは悔しい。やり返すしかない」と、懸命に顔を上げた。
勝てば巨人、ソフトバンク、阪神に続くメモリアル勝利だった。大台到達は持ち越しとなり、最大5まで広げた2位・ロッテとのゲーム差は、2連敗で3に縮まった。「どのチームとやっても、この時期はこういう(僅差の)ゲームになる。そこを何とか、こっちが勝たないといけない」と、中嶋監督は語気を強めた。5日に先発する山下で空気を変える。(長田 亨)