
オリックス・山崎颯一郎投手(24)が15日、初体験の「野茂フォーク」に大感激した。この日のブルペンで野茂英雄氏(54)=パドレスアドバイザー=と初対面。新球として習得に励んでいるフォークについて伝授された。特に親指でしっかりと支えることを助言されたようで「これがフォークか!」と開眼気配だ。
投球練習後だった。「フォーク、落ちた?」と近づいてきたのが中嶋監督。「落ちません」と悩める右腕に「レジェンドがいるから」とキャンプを訪れていた日米通算201勝のトルネードを紹介してくれた。「親指は離さず(リリースの)最後まで、最後まで」と教えを実行するようにおかわりでキャッチボール。これまで描いてきた「突き刺す」イメージがさらに深まり「落ちるわ…」とすぐ実感した。
「どれだけ時間をかけても落ちなかったので。その一言で『エーッ!』って。デカイっす。本当にデカいっす」。ブルペン入りした日に野茂氏が居合わせたこともツキがある証拠。「やっぱり僕、持ってるっすよ」と野球少年のように喜び「明日もブルペンに入ろうかな。感覚を忘れないうちに早く投げたいですもん」と復習を希望した。
昨年10月のCSで、球団の日本人最速となる160キロを計測した剛腕。WBC日本代表には選ばれていないが、予備登録に名を連ねている。「中嶋監督にも感謝です」。カーブを軸とした組み立てに広がりが出れば鬼に金棒。プライスレスな収穫を持ち帰った。(長田 亨)