
◆パ・リーグ オリックス8―3楽天(31日・楽天生命)
オリックスの田嶋大樹投手(26)が、自己最多の9勝目を飾った。楽天戦は20年11月5日から14試合負けなしの7連勝。自身の連勝も8に伸ばし、プロ5年目で節目の通算30勝に到達した。「(9勝目は)あまり実感はないですけど。でもうれしいです。今日はケガをしなかっただけ、自分を褒めてあげたい」と喜んだ。
前回登板は9日の楽天戦(京セラD)。先発予定だった試合が雨天中止になるなど、異例の中21日での先発。今まで経験したことのない調整期間に「緊張感が長引いた状態で、疲労はたまった。難しかったですよ」と不安があったことを明かした。
序盤は3失点とリードを許したが、3回の頓宮の勝ち越し3ランに「我に返れた」と感謝。3回以降は無失点と調子を取り戻した。楽天との対戦はこれまで直球主体の組み立てが多かったが、「ゆっくり投げたら、バッターの反応が面白かった」。4回から90キロ台のカーブを取り入れて翻弄(ほんろう)した。対戦経験を武器にし、7回7安打3失点8奪三振。先発としての仕事を果たした。
援護を守り抜き、チームは2連勝で今カード勝ち越し。首位の西武も、2位のソフトバンクも敗れたため、首位とのゲーム差は1・5、2位には1差に詰め寄った。監督代行を務める水本ヘッドコーチは「残りゲームが少なくなってきたので一戦一戦」と慢心なし。大逆転リーグ連覇も現実味を帯びてきた。(玉寄 穂波)