
◆パ・リーグ 楽天10―2日本ハム(31日・楽天生命パーク)
2位・ソフトバンクは首位の西武を下し、4位・楽天は日本ハム戦に勝利したため、1~4位までが1・5ゲーム差と、混パに拍車がかかった。
ナインの執念が宿った打者一巡の猛攻だった。2―5で迎えた7回。先頭岡島の今季1号アーチが逆転への号砲となった。「3点差でもチームとして落ちている雰囲気はなかったですし、みんなで『ワンチャンス、ワンチャンス!』という感じで攻撃できていたので、変な後ろめたさはなかったですね」。外角の直球を強振すると、打球はベンチの声に後押しされるように左中間席に飛び込んだ。
さらに島内が続いた。2死一、二塁の場面で「手応えはよくなかったけど、飛んだ方向がよかった」。苦手意識のあった宮西のスライダーを詰まりながらも右翼線に運ぶ2点三塁打で試合を振り出しに戻した。なおも一、三塁とし、辰己が中前に決勝打。続く茂木が左翼線二塁打で続き、一挙6点のビッグイニングをつくった。
30日の試合後。田中将はお立ち台で「絶対に優勝したい」と声高に叫んだ。13年の日本一を知る岡島も先輩の決意を聞いて「絶対優勝したいと感じた」と奮い立った。新型コロナ陽性の石井監督が不在の中、首位西武との差を1.5に縮めた。逆転Vに全員が照準を合わせ、残り52試合を全力で戦い抜く。(長井 毅)