《MUST SEE パ》9月25日。オリックス 対 埼玉西武 23回戦。福岡ソフトバンクの結果次第で優勝マジックが点灯するこの試合。オリックス先発・松葉が埼玉西武に初回に1点を許したその裏。2アウト3塁の場面で打席には4番・ペーニャ。直前の5試合で20打数1安打、前日も2度のチャンスで凡退と結果が出ていなかった4番であったが、この第1打席はストレートをしっかり捉えてレフト前への同点タイムリーヒットで試合を早々に振り出しへ戻した。その後、この日も「勝負の継投」を見せた森脇采配で両チーム追加点のないまま迎えた8回裏。埼玉西武4番手・ウィリアムスから連打でノーアウト1・3塁のチャンスを作り、打席には再びペーニャ。インコースのストレートに素直に反応すると打球はレフトへ。待望の勝ち越しタイムリーが4番のバットから飛び出したオリックス。常に「チームのため」と語っている移籍1年目の男は、自らのバットでチームに勝利をもたらし、待望の優勝へまた一歩前進した。