両リーグ最速の40勝、貯金も24。破竹の勢いで勝ち進み、早くも優勝マジック点灯がいつになるか取り沙汰されている福岡ソフトバンク。最短で8月中の優勝という、前代未聞のフレーズが飛び交うようになってきた。
2年連続で日本一の栄冠を手にし、球界随一と呼べる巨大戦力は、投打ともに今年も変わらずに充実。特に最多勝争いリーグトップタイの7勝を挙げている和田毅投手、武田翔太投手、そして6勝のバンデンハーク投手の三本柱がしっかりと機能し、続いて千賀投手も5勝負けなしとこちらも期待通りの結果を残している。
この三本柱ならぬ、四本柱とも言える彼らの陰には隠れているものの、彼らに負けない働きぶりでチームを支えているのが、シーズン途中からローテーションに加わった東浜巨投手だ。東浜投手は、登板するたびにことごとく対戦することになっている相手チームのエース級投手との投げ合いで、今季ここまで一回も負けていない。エース級の投手攻略を得意とする野手版の「エースキラー」ならぬ、エース級投手との投げ合いで負けない、投手版の「エースキラー」を襲名...