開幕から離脱者が続出。複数ポジションをこなす選手たちが窮地を救う
今季の福岡ソフトバンクは、外野手の柳田悠岐選手と近藤健介選手に加えて、遊撃手の今宮健太選手と三塁手の栗原陵矢選手も故障で戦線離脱。さらに、一塁手の山川穂高選手も不振で一軍登録を抹消される時期があり、内野の顔ぶれは非常に流動的となっていた。
そんな中で、野村勇選手と川瀬晃選手がユーティリティとして内野の全ポジションをこなしつつ、ともに打撃面でも一定以上の数字を残している。今回は、両選手が記録している各種の指標と、ポジション別の出場試合数を年度別に確認していき、ホークスを支えるユーティリティプレイヤー2名の貢献度について考えていきたい。(※成績は8月23日の試合終了時点)
積極的な打撃スタイルを取り入れ、過去2年における不振から脱却
野村選手がこれまで記録している、年度別の打撃指標は下記の通り。