清宮幸太郎が開花。田宮裕涼ら若手の活躍で2年連続最下位から急成長【北海道日本ハムファイターズ2024:野手編】

2024.12.28(土) 11:01 パ・リーグ インサイト
北海道日本ハムファイターズ・清宮幸太郎選手(左)田宮裕涼選手(右)【写真:球団提供】
北海道日本ハムファイターズ・清宮幸太郎選手(左)田宮裕涼選手(右)【写真:球団提供】

 新庄剛志監督就任3年目、2年連続最下位からの逆襲を目指して挑んだ2024シーズン。北海道日本ハムファイターズは75勝60敗8分、勝率.556で2位と大躍進を遂げた。本記事では投手編、野手編に分け、北海道日本ハムの2024シーズンを振り返っていく。

チーム打率は昨季より上昇。足で得点につなぐ場面も

 今季はチーム打率.245(リーグ3位)、本塁打数111(2位)、得点数532(2位)と、昨季(打率.231、100本塁打、464得点)を上回る好成績を残した。
 また、課題であった守備は75失策と、昨季(94失策)に比べて減少したものの、リーグ5位と改善の余地が見られる結果に。一方、盗塁数はリーグトップとなる「91」で、足を絡めた攻撃で得点につなげる場面も多く見られるシーズンとなった。

清宮幸太郎はシーズン中盤から開花。打率.300をマーク

 チームに大きく貢献した選手の一人が清宮幸太郎選手だ。89試合で打率.300、3年連続2桁となる15本塁打を記録し、存在感を放った。
 春季キャンプ直前のケガにより、開幕はファームで迎えた清宮選手。4月19日に登録されるも、打撃不振で5月6日に抹消となり、二軍で調整を行った。しかし、6月11日に一軍再昇格すると、7月の月間打率.383をマーク。8月は4番を任されることも多く、7本塁打を放つなど中軸としての役割...

続きを読む

関連選手記事/PLAYER

関連チーム記事/TEAM