2名のノーヒッターが誕生 2023年の完封試合を振り返る vol.3

2023.12.24(日) 15:30 パ・リーグ インサイト
山本由伸投手(左)、石川柊太投手(右)(C)パーソル パ・リーグTV

 今季もパ・リーグでは投手の活躍が目立った。特に先発投手の力投が多く見られ、2度ノーヒットノーランが達成されるなど、完封試合の数は17。第1弾第2弾に続き、今季球場を沸かせた先発投手の完封勝利を振り返っていく。

石川柊太 育成出身2人目のノーヒットノーラン!

◇福岡ソフトバンク対埼玉西武 第16回戦(8月18日・PayPayドーム)
 序盤から大量の援護を得た石川柊太投手は、テンポの良い投球で凡打の山を築いていく。5回までは直球で押し込んでフライアウトを重ね、6回以降はカットボールを軸に相手打線を無安打に封じる。最終回にも2三振を奪うなど球威は衰えず、最後の打者は1球で一ゴロに仕留めた。127球4四死球8奪三振の快投で、史上88人目、育成出身では2人目となるノーヒットノーランを達成した。

宮城大弥 今季3度目は21歳最後の日に

◇埼玉西武対オリックス 第20回戦(8月24日・ベルーナドーム)
 21歳最後のマウンドに立った宮城大弥投手は、多彩な変化球で相手打線に的を絞らせず。得点圏に走者を背負ったのは8回裏の1度のみと危なげない投球を披露し、9回117球4安打で今季パ・リーグ最多となる3度目の完封勝利。4回裏に3者連続三振を奪うなど12個の三振を積み上げる一方で、与四死球は0と自慢の制球力を見せつけた。

伊藤大海 無四死球で3年連続完封勝利

◇埼玉西武対北海道日本ハム 第19回戦(8月26日・ベル...

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