投手コーチとしてWBC優勝に貢献した吉井理人監督が、指揮官としても手腕を発揮
今季の千葉ロッテは開幕前の前評判こそ決して高くはなかったが、8月22日の試合終了時点で9個の貯金を作って2位に位置している。上位争いを繰り広げている要因の一つとして挙げられるのが、今年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表の投手コーチを務めた、吉井理人新監督のもとで整備された投手陣の奮闘だろう。
今回は、今季の千葉ロッテにおける先発投手に焦点を当て、各投手の活躍ぶりを紹介。それに加えて、セイバーメトリクスで用いられる指標を用いながら、今季の千葉ロッテ先発陣についてより深く掘り下げていきたい。
開幕からローテーションを守ってきた投手たちは、いずれも安定感を見せている
今季の千葉ロッテで2試合以上に先発登板した投手たちの、投手成績は下記の通り。