大混戦のシーズン最終盤。各球団の鍵を握る、「9月に状態を上げている選手」は?

2022.9.21(水) 18:00 パ・リーグ インサイト
左から和田毅投手、山崎颯一郎投手、宮森智志投手(C)パーソル パ・リーグTV

首位から4位まで4.5ゲーム差。近年稀に見る大接戦に

 9月20日の試合が終了した時点で、パ・リーグは首位から4位までが4.5ゲーム差にひしめく大混戦となっている。シーズン最終盤は多くの選手にとって、故障の痛みや疲労がピークに達しかねない時期でもある。それだけに、シーズンが佳境を迎えた現時点で好調をキープしている選手の存在は、どのチームにとっても非常に大きな意味を持ってくる。
 今回は、1位の福岡ソフトバンクから5位の千葉ロッテまでの5チームにおいて、9月に好成績を残している選手たちを紹介。この時期に状態を上げている選手は順位争いを大いに左右しうる存在といえるだけに、あらためてその顔ぶれを確認していきたい。

福岡ソフトバンク

 優勝へのマジックナンバー「8」が点灯している福岡ソフトバンクでは、森唯斗投手が一軍に復帰した7月以降は好調を維持し、9月も6試合で防御率1.69と安定感を発揮。9月16日の試合では、先発予定だった奥村政稔投手のアクシデントによって急遽プロ初先発のマウンドに上がり、3回1失点と奮闘してチームの勝利に貢献した点も特筆もの。また今後の起用法も気になるところだ。
 救援陣では、藤井皓哉投手嘉弥真新也投手がいずれも9月は月間防御率0.00をキープ。今季のブルペンを支えてきた左右のセットアッパーが、いずれも疲労を感じさせない成績を残しているのは頼もしい限りだ。また、先発では和田毅投手が9月は2試合に先発して防御率1.80と好投し、厳しい優勝争いの中でベテランならではの冷静な投球を...

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