2019年以前も、“交流戦がなかったシーズン”だったとしたら?
2005年に始まった「日本生命セ・パ交流戦」は、それから2019年までの全てのシーズンにおいて、欠かすことなく開催され続けてきた。しかし、2020年は新型コロナウイルスの影響により、導入以来初めて交流戦が行われないシーズンに。2021年シーズンでは2年ぶりに開催され、再びリーグの垣根を越えた戦いの火蓋が切って落とされた。
現在のレギュレーションにおける交流戦の試合数は、各チームごとに18試合。短縮シーズンとなった昨季に削減された試合数(23試合)と、さほど変わらない数字といえる。そういう観点からいえば、昨季は「交流戦がなかった場合の順位が、ある程度可視化されたシーズン」という考え方もできる。
それでは、2019年以前の5年間における各チームの成績から交流戦の数字を除外してみると、いったいどのような結果となっていたのか。特異なシーズンとなった2020年を経て、2年ぶりに交流戦が開催されるこのタイミングだからこそ、そういった過去の事例について、あらためて振り返っていきたい。