「開幕ローテーション入り」は、その後の活躍にも直結するのか否か
3月26日、2021年のプロ野球がついに開幕を迎えた。シーズン開幕を迎えるにあたって、先発投手にとっては「開幕ローテーション入り」が一つの目標となる。そのためには、ケガなく調整を進めるという大前提をクリアするだけでなく、実績を積み重ねたエース格の投手を除けば、練習試合やオープン戦でのアピールも重要な要素となってくる。
多くとも1チームにつき6名しか枠がないこともあり、前年に先発として活躍した選手が開幕ローテーションを外れるケースもままある。枠を勝ち取るためのチーム内競争は、毎年熾烈なものとなるのが常だ。では、その争いを制して開幕カードで先発を果たした投手たちは、シーズンの最後までローテーションを守り抜けていたのだろうか。
今回は、2020年シーズンのパ・リーグにおいて、開幕6戦目までに先発登板した36名の投手と、その年間成績を紹介。シーズンの大半でローテーションを守り抜いた投手たちについても抜粋して触れつつ、先述の疑問に対する結果を確認していきたい。