【試合戦評】北海道日本ハムが10年ぶりの栄冠。チーム全員でつかんだ日本一のビッグタイトル

2016.10.29(土) 00:00 パ・リーグ インサイト

舞台を広島に移して迎える「SMBC日本シリーズ2016」第6戦。札幌ドームで3連敗を喫し、後がない広島の先発は、第2戦で安定した投球を見せた野村投手。一方、3連勝で一気に王手をかけた北海道日本ハムの先発は増井投手。シーズン途中から先発に配置転換となり、自身初の2桁勝利を挙げた右腕がチームを10年ぶりの日本一に導けるか。
まずは初回、第5戦で日本シリーズ史上2人目のサヨナラ満塁弾を放った1番・西川選手が、初球からいきなり三塁打。続く中島卓選手が四球を選んで無死1,3塁とすると、3番・岡選手が8球粘って適時打を放ち、北海道日本ハムが幸先良く1点を先制する。
いきなりの援護を受けた先発の増井投手はランナーを出しながらも丸選手、エルドレッド選手から連続三振を奪い、初回を無失点。しかし、2回裏にチーム打率12球団トップの広島打線が奮起し、先頭の松山選手と6番・鈴木選手の連打で無死2,3塁とされ、8番・石原選手の打席で痛恨の暴投。同点となり、さらに石原選手の打球をレアード選手が捕球できず、1対2とリードを奪い返さ...

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