昨夜の試合は、4時間半を超える熱戦となったが決着がつかず。1対1の引き分けで楽天は惜しくも「2017 ローソンチケット クライマックスシリーズ パ」の本拠地開催を逃した。順位は決まったものの、短期決戦へ向け万全の状態に仕上げていきたいところ。今日の先発マウンドを託されたのは7月21日以来の登板となる古川投手。チームの勝ち星に貢献するとともに、自身もプロ初勝利を目指したい。
対する千葉ロッテは、2連勝に加えて昨夜も3位の楽天に食らいついて引き分けとした。今日の先発マウンドには佐々木投手が上がる。本拠地の大声援を背に、自身3連勝となる勝ち星を挙げられるか。柿沼選手との若手バッテリーで楽天打線に挑む。
1回表、楽天の先頭・茂木選手が中前打で出塁するなどで2死3塁とし、この場面で4番・ウィーラー選手が右前適時打。楽天が幸先良く1点を先制する。さらに、3回表には、先頭・岡島選手が四球で出塁し、続く3番・島内選手が右前打で1,3塁に。4番・ウィーラー選手は打ち取られるも、5番・銀次選手が飛距離十分な犠飛を放ち1点を追加。2対0と試合を優位に進めて先発・古川投手を援護する。
2点ビハインドで迎えた3回裏、千葉ロッテ打線が楽天・古川投手を攻め立てる。先頭・肘井選手が右前打で出塁すると9番・大木選手も右前打で続き、1死1,3塁の好機に。ここで1番・加藤選手の当たりは左中間を大きく破る適時三塁打となる。2点を返し、千葉ロッテがすぐさま試合を振り出しに戻す。
その後は千葉ロッテ・佐々木投手が直球を主体とした投球で相手打線を封じ込めると、対する楽天・古川投手は変化球で打たせて取る投球。両チームともに得点を許さず、2対2のまま試合は進む。
そして、同点のまま迎えた最終回。千葉ロッテは先頭・清田選手が左前打で出塁すると、続く3番・大嶺翔選手が右前打で続き、1,2塁とチャンスを広げる。内野ゴロの間に2死2,3塁とし、打席には代打・井上選手。打球は二遊間を襲い、送球との競争となるも、ヘッドスライディングが功を奏しサヨナラ適時内野安打に。必死のプレーで試合に終止符を打った。
本拠地でサヨナラ勝ちを決めた千葉ロッテは、最終回に打線がつながり、最後の「ALL FOR CHIBA」デーを勝利で締めくくった。残り試合でも、今日と同様に若手の活躍に期待したい。
一方で破れてしまった楽天は、先発の古川投手が最後まで投げ切り、3失点と力投したが、投打がかみ合わなかった。来週から始まる埼玉西武との短期決戦に向けて、残り少ないレギュラーシーズンも一戦一戦大事に戦っていきたい。
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