「もう1年チャンスをいただいたので、家族や応援してくれている人のために頑張りたい」
福岡ソフトバンクの江川智晃外野手が7日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、300万円減の1400万円で契約を更改した。(金額は推定)
今季はわずか5試合の出場に終わったが、5打数3安打1本塁打、打率.600だった。ウエスタン・リーグではサイクル安打も達成した江川。32歳とベテランの域に入りつつあり「もう1年チャンスをいただいたので、家族や応援してくれている人のために頑張りたい」と語った。
今季はベテラン勢が数多く戦力外となり、江川自身も「正直覚悟していた。もともと危機感がありましたし、終わりが近づいているというのは分かっている」と心境を明かした。2004年のドラフト1位で入団し、来季は15年目。「昔ならレギュラーとか言えましたけど、いまは難しい。1軍にいれるとすれば、右の代打しかない」と覚悟をにじませた。
「1軍で打席に立つときは、現役最後の打席だと思って悔いのないようにと入っている。去年くらいから思っていて、今年はその思いがより強くなった」と振り返る江川。15年目の来季、代打の切り札として生きる道をつかめるか。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
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