工藤監督が激励の言葉「強い思いを持って挑んでほしい」
6日、福岡ソフトバンクが福岡市内のホテルで新入団選手発表記者会見を行い、育成ドラフトを含む11人のルーキーがプロとしての第一歩を踏み出した。
憧れのプロ野球のユニフォームに袖を通した支配下7名、育成4名の若鷹たちが、華やかなステージに勢揃い。緊張した面持ちで1人ずつ抱負を語ると、最後に工藤公康監督が「すべてにおいて期待している。入ったからには横一線。強い思いを持って挑んでほしい」と激励の言葉を贈った。
【1位指名】甲斐野央(かいのひろし)
投手/東洋大学/背番号20
最速159キロ。守護神候補として期待される右腕。
「いち早く一員になれるように頑張ります。球速にはこだわりがあります。目標は千賀投手。大学時代も抑えをやらせてもらいましたが、与えられたポジションでしっかりやりたいです」
【2位指名】杉山一樹(すぎやま かずき)
投手/三菱重工広島/背番号40
長身から最速153キロを投げ下ろす右腕。
「息の長い選手になりたいです。真っ直ぐには自信があります。対戦したいのは同じチームの柳田選手。あとは横浜DeNAの筒香選手とか、パワーがある打者と対戦してみたいです」
【3位指名】野村大樹(のむら だいじゅ)
内野手/早稲田実業高校/背番号55
早実で1年夏から4番。高校通算68本塁打。
「将来は打点王になることが目標です。高校時代から勝負強さがセールスポイントですから、そこを見てほしいです。東北楽天の則本投手のノビのある球を打ってみたいです」
【4位指名】坂東湧梧(ばんどう ゆうご)
投手/JR東日本/背番号50
しなやかな投球フォームを持つイケメン右腕。
「2桁勝利が目標です。憧れの摂津投手の背番号を受け継いだのでしっかりやらないといけないと思っています。まっすぐのキレと緩いカーブのコンボイネーションが売りです」
【5位指名】水谷瞬(みずたに しゅん)
外野手/石見智翠館高校/背番号59
50メートル6秒の俊足と打球の飛距離が武器。
「将来の目標はホームラン王です。長打力が強みですが、足も見てほしいです。憧れはヤンキースのスタントン選手。まずは1日も早く1軍のステージに上がりたいです」
育成契約の4選手も意気込み
【6位指名】泉圭輔(いずみ けいすけ)
投手/金沢星稜大学/背番号53
先発の期待もかかる身長187センチの右腕。
「先発ローテに入ることを目指す。身長をいかした角度のあるまっすぐ。投げ方が似ていて参考にもしている武田投手のように日本シリーズで堂々と投げてみたいです」
【7位指名】奥村政稔(おくむら まさと)
投手/三菱日立パワーシステムズ/背番号61
大分県出身の右腕。最速154キロの即戦力型投手。
「地元の球団ホークスのユニフォームを着れてうれしいです。売りは野球を見たことがない人にも気持ちがいいと思わる投げっぷりです。30試合以上に登板し、防御率2点台に抑えたいです」
【育成1位指名】渡邉陸(わたなべ りく)
捕手/神村学園高校/背番号132
熊本県出身の強肩・強打を誇る大型捕手。
「小さい頃からホークスファンですが、一員となったからには責任を持ってやっていきたいです。まずは土台を作って、将来はゴールデン・グラブ賞を獲りたいです」
【育成2位指名】岡本直也(おかもと なおや)
投手/東京農業大学北海道オホーツク/背番号133
最速144キロの頭脳派左腕。
「カットボールを中心にコントロールで勝負できるのが強みです。まずは身体を作って、周りから信頼される選手になりたいです」
【育成3位指名】重田倫明(しげた ともあき)
投手/国士舘大学/背番号138
最速146キロの右腕。
「持ち味は真っ直ぐのノビ、そしてシンプルなフォームでも自分の間があることです。魅力ある信頼される投手になることが目標。斉藤和巳投手のようになりたいです」
【育成4位指名】中村宜聖(なかむら たかまさ)
外野手/西日本短期大学附属高校/背番号142
大分県出身。高い身体能力を誇る外野手。
「子どもの頃から大好きな球団。足の速さ、肩の強さを見てほしいです。いずれは首位打者になれるように、毎日の練習を頑張ります」
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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