前カブスの193センチ右腕、今季MLBデビューで防御率1点台も「日本でのプレーを望んでいた」
北海道日本ハムは5日、前シカゴ・カブスのジャスティン・ハンコック投手と契約合意に達したと発表した。
ハンコックは米国出身の28歳で、身長193センチ、体重83キロの大型右腕。2011年ドラフト9巡目でパドレスに加入。今季、カブスでメジャーデビューを果たし、すべて救援で10試合に登板し、防御率1.46の好成績。12回1/3を投げて11奪三振9四球だった。
今季、傘下3Aでは18試合登板で2勝2敗、防御率4.57。3A通算では39試合登板(4先発)で4勝6敗1セーブ、防御率4.95の成績となっている。北海道日本ハムは、オリックスから自由契約となっていた金子千尋投手の獲得も4日に発表していた。
ハンコックは球団を通じて「ファイターズでプレーをする機会をいただけたことを家族一同、とても光栄に思っています。日本でプレーをすることを長い間望んでいたので、ファイターズのような素晴らしいファンに支えられ、評判の高い球団の選手としてプレーができることをうれしく思います。札幌については、とても美しい街だと聞いていますし、他にも良い話を多く耳にします。すでに、妻とこれから生まれる娘との日本での生活がとても楽しみです。北海道に日本一をもたらすため、貢献できるように頑張ります」とコメントを発表。
また、栗山英樹監督も「信頼を置いている我々の駐米スカウト陣が、素材の素晴らしさからこの数年で何度も名前を挙げていた選手。糸を引くような最速158キロの速球と、日本でも大きな武器となりうるメジャーリーグレベルのスライダーには強くひかれました。インサイドを強気に攻める度胸の良さも際立ちます。プロ生活8年目の今季にメジャー初昇格となったことからも、ここまでの道のりは決して平坦ではなかったはず。諦めないその姿勢はファイターズのチームカラーとも合致していて、大きな戦力になりうると期待しています。特に今季後半に課題であったブルペンに、いっそうの厚みをもたせてくれる選手になると信じています。良い補強ができました」と期待を寄せた。
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