今季は途中セットアッパーに回る悔しさも
北海道日本ハムの石川直也投手が5日、札幌の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1300万円から2160万円増の3460万円でサインした(金額は推定)。
プロ4年目の今季は、52試合に登板して1勝2敗18ホールド19セーブ、防御率2.59の好成績を残した。更改を終えた石川直は「しっかり評価していただきました。大体予想通りです」と笑みをこぼした。
経験を経て、大きく成長した1年だった。オリックスに移籍した増井浩俊投手に代わり、開幕からクローザーを任されたが、シーズン途中はセットアッパーに回ることもあった。
「悔しかったので、どうにかシーズン中に(抑えに)戻ってやるぞと、だいぶ気合が入りました」と振り返る。終盤にクローザーに戻ると力でねじ伏せる投球で大きな存在感を発揮した。
「真っすぐの感覚が良くて、後半は納得いくピッチングができたので来年も続けたいです」と話し、目標にはセーブ王と日本一を掲げた。「クローザーとしてセーブ王のタイトルを目指したいと思っています。他球団の抑えよりも1個でも多く、40セーブは目指したい」と堂々宣言した。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)
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