来季は1軍で「3番手ではなく1番手目指す」
福岡ソフトバンクの栗原陵矢捕手が4日、契約更改を行い、20万円アップの推定700万円でサインした。
栗原は春季キャンプ終盤に左肩を脱臼するも、6月に2軍戦で実戦に復帰。8月10日に1軍に合流し、今季は11試合に出場してプロ初ヒットも記録した。
契約更改交渉の場で「球団から(甲斐)拓也さん、高谷さんと切磋琢磨できる選手になってほしいと言われました」という栗原だが、今シーズンについては「納得のいくシーズンではなかった」と振り返る。
「怪我で始まって、数字と言えるほどのものが残せなかったし、1軍で勝負するという強い覚悟で臨みましたが、怪我で始まって戦うステージに立てませんでした」
だからこそ来季にかける思いも強い。「(1軍捕手の)3番手と言われていますが1番手を狙っていきたい。開幕1軍を目指して、それを達成できるように」と、最大の売りでもある打撃に磨きをかける。
「秋のキャンプで工藤監督が言われた通り、オフは遊びじゃないと思っています。1軍に帯同して体力的にも技術的にも足りないものがあると感じました。オフには自分を見つめ直して、もう一度何が足りないのかを考えていきたいです」
自主トレは、和田毅や中村晃とともに行う予定だという。秋季キャンプでは一塁の守備練習を行う場面も見られたが、あくまでも扇の要となるポジションにこだわって、プロ5年目のシーズンに勝負をかける。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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