古巣・巨人戦での一発が「一番印象に残っている」
4日、福岡ソフトバンクが契約更改を行い市川友也捕手が現状維持の推定2300万円でサインした。
市川は4月19日に北海道日本ハムからの金銭トレードで福岡ソフトバンクに移籍。5月22日の埼玉西武戦では盗塁阻止や決勝打で先発の摂津正投手を助け、共にお立ち台に上がった。
市川が「一番印象に残っている」と語ったのは、同じく摂津とバッテリーを組んだ6月13日の巨人戦。古巣から逆転2ランを放つ活躍で再び摂津とヒーローインタビューを受けた試合だ。しかし夏場以降は2軍暮らしが続き、今季の1軍出場は25試合に終わった。
現状維持でのサインにも「球団から『来てくれて良かった』と言ってもらって、それが嬉しかったです。『苦しい時に来てくれて助けてもらった』と感謝していただきました」と穏やかな表情で語った。
「1軍にいたのが(シーズンの)半分だったので悔しい部分はあるが、貴重な体験をさせてもらった」という市川。シーズン開幕直後の移籍に「受けたことのない投手ばかりで大変でした」としながらも「その中で思い切りできた部分はあるので今後につながると思います」と前向きな言葉を口にした。
また、来季については「具体的な数字などを言える立場じゃないので、リーグ優勝して日本一になるために、少しでもチームの力になれたら」と語った。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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