2013年の東北楽天優勝ゲームでは最後の打者だった浅村「それもなにかの縁」
埼玉西武からFA権を行使して東北楽天に移籍した浅村栄斗内野手が1日、楽天生命パーク宮城のイーグルスドームで入団会見を行った。「とにかく優勝したい」と意欲を見せた強打者をチームメートも歓迎。埼玉西武で同僚だった盟友の渡辺直人内野手、エースの則本昂大投手も記者会見に“乱入”し、会場を盛り上げた。
来季の目標を「キャリアハイ」と明言し、「とにかく優勝目指してみんなで頑張りたい」と誓った浅村。質疑応答になると、思わぬ人がマイクを握った。
「入団おめでとうございます。かっこいいですね」
浅村の視線の先には「浅村3」のボードを持って会見に“出席“していた渡辺と則本の姿が。渡辺の歓迎の言葉に、浅村が「ありがとうございます」と答えると会場には笑いが。さらに、則本がマイクを握り「入団おめでとうございます。今シーズン、則本投手からたくさん打点を稼いだと思いますが、来シーズンは僕が相手ではないですけど、大丈夫ですか?」と質問。再び会場が笑いに包まれると、浅村は「大丈夫です」と答えて盛り上げた。
また、2013年に東北楽天が初のパ・リーグ優勝を決めた試合で、最後の打者として田中将大投手(現ヤンキース)に三振に斬られていた浅村は「その映像ばかりずっと流れていて嫌だなと思ってましたけど、こうやって東北楽天に入団することが決まって、それも何かの縁なのかと思っています」とも話した。終始、会場に笑いの溢れる入団会見。浅村が新天地で“好スタート”を切った。
(高橋昌江 / Masae Takahashi)
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